源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
id:syounagon
【源氏物語390 第13帖 明石52】源氏は言葉をつくす。几帳の紐が動いて触れた時に琴の緒が鳴った。娘の美しい室内の生活ぶりが想像され源氏はますます熱していく。
力で勝つことは初めからの本意でもない、 女の心を動かすことができずに帰るのは 見苦しいとも思う源氏が追い追いに熱してくる言葉などは、 明石の浦でされることが少し場所違いで もったいなく思われるものであった。 几帳《きちょう》の紐《ひも》が動いて触れた時に、 十三|絃《げん》の琴の緒《お》が鳴った。 それに…