【源氏物語425 第13帖 明石87】源氏は明石から送ってきた使いに手紙を持たせて帰した。紫の上にはばかりながら 細やかな情を書き送った。

源氏は明石から送って来た使いに手紙を持たせて帰した。 夫人にはばかりながらこまやかな情を女に書き送ったのである。 毎夜毎夜悲しく思っているのですか、 歎きつつ 明石の浦に 朝霧の 立つやと人を 思ひやるかな こんな内容であった。 Wind of Travelers written by のる 少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon…