源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
id:syounagon
【源氏物語463 第14帖 澪標37】葵上の父 の太政大臣と源氏の君の勢力はまし、葵上の兄の権中納言の娘が入内した。兵部卿の宮の姫君も入内したが源氏は素っ気ない。
現代には二つの大きな勢力があって、 一つは太政大臣、 一つは源氏の内大臣がそれで、 この二人の意志で何事も断ぜられ、 何事も決せられるのであった。 権中納言の娘がその年の八月に後宮へはいった。 すべての世話は祖父の大臣がしていて はなやかな仕度《したく》であった。 兵部卿親王も第二の姫君を後宮へ入れる志望…