【源氏物語573 第17帖 絵合26】音楽に優れた才能を持ち、更に絵にも秀でていることについて感心をする帥の宮

「何の芸でも頭がなくては習えませんが、 それでもどの芸にも皆師匠があって、 導く道ができているものですから、 深さ浅さは別問題として、 師匠の真似《まね》をして一通りにやるだけのことは だれにもまずできるでしょう。 ただ字を書くことと囲碁だけは 芸を熱心に習ったとも思われない者からも ひょっくりりっぱな書…