【源氏物語 第18帖 松風(まつかぜ)】〜光源氏31歳秋の話。二条東院に花散里をうつらせた。明石の御方を迎えるつもりであったが、明石入道は大堰の山荘を修理して 明石 尼君 明石姫君を住まわせる。

光源氏31歳秋の話。 二条東院が完成し、源氏は西の対に花散里を移らせた。 東の対には明石の御方を迎えるつもりだったが、 明石入道は源氏に文で 「娘・明石の御方も住みなれたここを離れて、 上洛することには不安を抱えています。」 と伝えた。 大堰川近くの山荘(母方の祖父・中務宮の別荘)を修理して 娘をそこへ住ま…