源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
id:syounagon
【源氏物語580 第19帖 薄雲11】紫の上は、明石の姫君を大切に世話をする。抱いたり、ながめたりすることが またとない喜びであり、姫君も懐いていった。乳母も紫の上と親しくなった。
どうしてあの人に生まれて、 この人に生まれてこなかったか、 自分の娘として完全に瑕《きず》のない所へは なぜできてこなかったのかと、 さすがに残念にも源氏は思うのであった。 当座は母や祖母や、 大井の家で見馴れた人たちの名を呼んで泣くこともあったが、 大体が優しい、美しい気質の子であったから、 よく夫人に…