【源氏物語601 第19帖 薄雲32】帝は隠れた事実をお聞きになって、故院のためにも済まないこととお思われになったし、源氏が父君でありながら自分の臣下となっているということももったいなく思召された。

帝は隠れた事実を夢のようにお聞きになって、 いろいろと御煩悶《はんもん》をあそばされた。 故院のためにも済まないこととお思われになったし、 源氏が父君でありながら自分の臣下となっているということも もったいなく思召された。 お胸が苦しくて朝の時が進んでも御寝室をお離れにならないのを、 こうこうと報《しら…