源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【源氏物語652 第21帖 乙女7】式が終わって退出しようとする博士と詩人をまた源氏はとどめて詩を作ることにした。夜がすっかり明けてから詩は講ぜられた。講師の役は、左中弁〈さちゅうべん〉がした。
式場の席が足りないために、 あとから来て帰って行こうとする大学生のあるのを聞いて、 源氏はその人々を別に釣殿《つりどの》のほうでもてなした。 贈り物もした。 式が終わって退出しようとする博士と詩人を また源氏はとどめて詩を作ることにした。 高官や殿上役人もそのほうの才のある人は皆残したのである。 博士たち…