源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【源氏物語665 第21帖 乙女20】大臣は、雲居の雁と夕霧の恋について 大宮に恨み言を言う。大宮は「どんなことがあって、この年になってからあなたに恨まれたりするのだろう」と宮の仰せられる。
二日ほどしてまた内大臣は大宮を御訪問した。 こんなふうにしきりに出て来る時は宮の御機嫌がよくて、 おうれしい御様子がうかがわれた。 形式は尼になっておいでになる方であるが、 髪で額を隠して、お化粧もきれいにあそばされ、 はなやかな小袿《こうちぎ》などにもお召しかえになる。 子ながらも晴れがましくお思われ…