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雲の上も 涙にくるる 秋の月 いかですむらん 浅茅生《あさぢふ》の宿🍂 〜桐壺帝が更衣の実家を思いやって詠んだ歌【第1帖 桐壺より】
雲の上も 涙にくるる 秋の月 いかですむらん 浅茅生《あさぢふ》の宿 雲の上(=宮中)でも、悲しみの涙に曇ってよく見えない秋の月は、 どうして澄んで見えることがあろうか、草深い更衣の実家では‥ (残された人達は悲しみにうちひしがれ、どのように暮らしているだろうか) 〜桐壺更衣きりつぼのこうい 亡き後は、幼い…