いはけなき 鶴《たづ》の一声聞きしより 葦間《あしま》になづむ 船ぞえならぬ🪷 若紫の祖母 北山の尼君に by 源氏の君🌹

いはけなき 鶴《たづ》の一声聞きしより 葦間《あしま》になづむ 船ぞえならぬ 若紫の祖母 北山の尼君に by 源氏の君 〜あどけない 幼い鶴のような(姫君)の 一声を聞いてからというもの、 私は 葦の間を進みあぐねている舟のように、 言うに言われぬ思いです。 第5帖 若紫 「それは姫君は何もご存じなしに、もうお寝《や…