里分かぬ かげを見れども 行く月の いるさの山を 誰《たれ》かたづぬる 🌃尾行してきた頭中将に by 源氏の君【第6帖 末摘花】

里分かぬ かげを見れども 行く月の いるさの山を 誰《たれ》かたづぬる by 尾行してきた頭中将に by 源氏の君 〜どこの里も分け隔てない月の光をみることはあっても 空を渡ってゆく月が入ってゆく先の いるさ山を尋ねる人があるだろうか (君も かなりの物好きだね) 常陸宮の姫君の家を訪ねる源氏を尾行してきた頭中将 馬…