のぼりぬる 煙はそれと分かねども なべて雲井の 哀れなるかな〜愛娘を失い 悲嘆に暮れる大臣を見るに忍びなくて 車中から空を眺めて思った源氏の歌🪷

のぼりぬる 煙はそれと分かねども なべて雲井の 哀れなるかな 愛娘を失い 悲嘆に暮れる大臣を見るに忍びなくて 車中から空を眺めて思った源氏の歌 〜空に上った煙は 雲と混ざり合ってそれと区別がつかないけれど おしなべて どの雲もしみじみと眺められることです。 【第9帖 葵 あおい】 「こんな老人になってから、 若盛…