大方《おほかた》の秋の別れも悲しきに 鳴く音《ね》な添へそ野辺《のべ》の松虫🍂〜晩秋の夜明け 悲しみ過ぎた二人の恋人の別れの時‥六条御息所の歌🪷

大方《おほかた》の秋の別れも悲しきに 鳴く音《ね》な添へそ野辺《のべ》の松虫 晩秋の夜明け 悲しみ過ぎた二人の恋人の別れの時‥ 六条御息所の歌 〜ただでさえ 秋の別れというものは悲しいものなのに さらに そこに鳴鳴く声を添えて 悲しませてくれるな野辺の松虫よ 若い殿上役人が始終二、三人連れで来ては ここの文学…