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鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず伊勢までたれか 思ひおこせん〜 源氏の君の送った榊に挿した手紙の返事 by 六条御息所🪷
鈴鹿川 八十瀬の波に 濡れ濡れず 伊勢までたれか 思ひおこせん 〜鈴鹿川の八十瀬の波に袖が濡れるか濡れないか 遠い伊勢に行った先まで 誰が思いおこしてくださるというのでしょうか。 【第10帖 賢木 さかき】 斎宮は十四でおありになった。 きれいな方である上に 錦繍《きんしゅう》に包まれておいでになったから、 この…