ありし世の名残りだになき浦島に立ちよる波のめづらしきかな〜源氏の歌に対して 藤壺の宮の返歌🪷

ありし世の 名残《なご》りだになき 浦島に 立ちよる波の めづらしきかな 源氏の歌に対して 藤壺の宮の返歌 〜昔の名残さえないこの松が浦島のような所に 立ち寄る波も珍しいのに、 立ち寄ってくださるとは珍しいですね。 【第10帖 賢木 さかき】 解けてきた池の薄氷にも、 芽をだしそめた柳にも自然の春だけが見えて、 い…