うき世をば 今ぞ離るる とどまらん 名をばただすの 神に任せて〜源氏は加茂の社を遥拝し神にお暇乞いをした🌿

うき世をば 今ぞ離るる 留とどまらん 名をばただすの 神に任せて 源氏は 加茂の社を遥拝し神にお暇乞いをした 〜辛い世の中を今離れて行きます、 後に残る 噂の是非は、 糺の神にお委ねします。 やっと月が出たので、 三条の宮を源氏は出て御陵へ行こうとした。 供はただ五、六人つれただけである。 下の侍も親しい者ばか…