常世《とこよ》いでて 旅の空なる かりがねも つらにおくれぬ ほどぞ慰む〜伊予介🍊の息子 空蝉の義理の息子の前右近丞《ぜんうこんのじょう》の歌

常世《とこよ》出《い》でて 旅の空なる かりがねも 列《つら》に後《おく》れぬ ほどぞ慰む 伊予介の息子 空蝉の義理の息子の 前右近丞《ぜんうこんのじょう》の歌 〜故郷の常世の国を出て旅の空にいる雁も 仲間に外れないで一緒にいるあいだは 心も慰みましょう 【第12帖 須磨 すま】 初雁《はつかり》は 恋しき人の つ…