うち捨てて 立つも悲しき浦波の 名残《なごり》いかにと 思ひやるかな〜出立の朝、源氏は時間と人目を盗んで明石の君に手紙を書き送った🪷

うち捨てて 立つも悲しき浦波の 名残《なごり》いかにと 思ひやるかな 出立の朝、 源氏は時間と人目を盗んで明石の君に手紙を書き送った (明石の君に by 源氏の君) 〜あなたを置いて 明石の浦を旅立つわたしも悲しい気がしますが 後に残ったあなたは さぞやどのような気持ちでいられることかお察しします 【第13帖 明石 …