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行くと来《く》と せきとめがたき 涙をや 絶えぬ清水《しみづ》と 人は見るらん〜逢坂の関で源氏とすれ違った空蝉の君‥昔が昨日のように思われて心が乱れる
行くと来《く》と せきとめがたき 涙をや 絶えぬ清水《しみづ》と 人は見るらん 逢坂の関で源氏とすれ違った空蝉の君‥ 昔が昨日のように思われて心が乱れる (by 空蝉の君) 〜行く時も帰る時にも逢坂の関で、 せきとめがたく 流れるわたしの涙を 絶えず流れる関の清水と 人は見るのでしょうか 【第16帖 関屋 せきや】 九…