一欠片の土地

4年間過ごした場所から引っ越した。初めての一人暮らしでその土地に住み始めたのは18歳の時。そこで過ごした時間である程度今の自分が完成されたと思う。人には完成なんてなくて、常に成長して行くものだろうけれど、そもそもその歩みを始められたというもっと根本的な意味で。それまでは自分はまだないみたいなものだった…