雲心月性...
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望月の歌 小右記 三后を娘たちで占めた藤原道長の栄華と紫式部の歌
太閤下官を招き呼て云わく 「哥讀まんと欲す。必ず和す。」 答て云く、「なんぞ、和し奉らざらんや」 「誇りたる哥になむ有る。但し宿講にあらず」 「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」 余申して云く 「御歌優美なり。 酬くひ答えるに方なし。只滿座、此の御哥を誦すべし。 元稹の菊の詩白居易…