後拾遺和歌集 巻第一 春上 908

その色の草とも見えず 枯れにしをいかに言ひてか けふはかくべき 小馬命婦 (後拾遺和歌集 巻第一 春上 908) 【意訳】あなたが持ってきた葵の葉は、あまりに枯れしなびて葵だと分かりませんでした。今日は何をしに来られたのですか?枯葉しか持って来なかった言い訳ですか? 小馬命婦が仕えた藤原彰子(左)。『紫式部日記…