新古今和歌集  巻第十六  1567

法成寺入道前太政大臣女郎花をおりてうたをよむへきよし侍けれは をみなへし盛りの 色を見るからに 露の分きける 身こそ知らるれ 紫式部 (新古今和歌集 巻第十六 1567) (朝露がついて美しく染まった)女郎花の今を盛りの花の色を見たばかりに 露が分け隔てをして (つかずに美しく染めてくれない)我が身が思い知られます…