時空を超える歌声―『萬葉集』翻刻と英訳の狭間で―

時空を超える歌声―『萬葉集』翻刻と英訳の狭間で― 宗像多紀理 序章:いにしえの歌に魅せられて 春の霞がたなびき、鶯のさえずりが聞こえる頃となった。さて、今回筆を執ったのは、いにしえの歌集『萬葉集』についてである。遥か昔、人々の心が織りなす歌は、時を超え、今もなお我々の心を揺さぶる。しかし、その歌声を現代…