古今和歌集  巻第六  冬歌  314

題しらず 龍田河錦 織りかく神無月 時雨の雨を たてぬきにして 詠人不知 (古今和歌集 巻第六 冬歌 314) 【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】 龍田川は自ら錦を織って端から端まで掛け渡しているようだ。 この十月の時雨を縦糸と横糸にして…。 【意訳】 龍田川の水は、縦横に流れを交わらせ、折り重なるさま、まる…