両親の他界をきっかけに書いた本です……『ちびねこ亭の思い出ごはん』

人が死ぬのが苦手でした。今もそうですが、死ぬのが怖くて仕方がないです。だから小説でも漫画でも、リアルな病気が出て来ると体調が悪くなってしまうほどでした。文中に「癌」という言葉が出て来た瞬間に、読むのをやめていたくらいです。 ずっと江戸時代を舞台にした小説を書いていたのは、「死」もファンタジーとして扱…