『県立掬星台高等学校簿記部へようこそ』 | TALES 物語・小説

「簿記って、商業高校で習う数学みたいなものじゃないんですか?」 少し背伸びして県立掬星台高等学校に入学した鳥居雅之は、入学二週間で早くも息切れ気味だった。地獄坂はきつい。授業は速い。クラスメイトは優秀。部活紹介の体育館は陽キャの熱気でまぶしすぎる。 そんな自称・陰キャ寄りの雅之が逃げ込むようにたど…