「損紙の帳尻」――新・会計探偵みつ子の事件簿① | TALES 物語・小説

消えた数字の先に、笑顔の裏がある。 新米税理士の鳥居雅之が任されたのは、一見何の問題もない印刷会社。しかし、紅茶を愛するお嬢様口調の同僚・みつ子は、帳簿の沈黙をすでに聞き取っていた。 古紙売却収入の半分が消えた理由。七年間、誰にも気づかれなかった真実。そして、数字だけが知っていた「帳尻」の行方——。 …