さよならじゃない -もう一度ここで会おう― - 駅前ひろばの片隅で | TALES 物語・小説

午前6時。スマートフォンのアラームが鳴った。悠は布団から手を伸ばし、音を止めた。もう少し眠っていたかったが、午前7時から仕事が始まる。顔を洗い、昨日買ったパンを口に入れる。一人暮らしの小さな部屋。27歳の男が暮らすには、それで十分だった。駅から少し離れた物流倉庫が、悠の職場だった。ベルトコンベアを流れ…