野守は見ずや君が袖ふる〜万葉と五七の魔術②

【茜(あかね)さす 紫野(むらさきの)行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖(そで)振る】 この頃、日本のロックやジャズばかり聴いてきたと同時に、アメリカやイギリス、ブラジルやフランスほかの音楽も僕は聴く。 それらを聴けば聴くほど、日本語(という思考様式)の拘束について考える。 その「五七調の魔術…