「学者の執念」(『石の虚塔 発見と捏造、考古学に憑かれた男たち』を読んで)(2014年11月10日)

『石の虚塔 発見と捏造、考古学に憑かれた男たち』上原善広(新潮社)を読み終える。 迫力のある本だった。教科書書き換えにまで発展した藤村捏造事件は毎日新聞の『発掘捏造』で読んで知っていたが、本書は戦後の考古学の発展と歪みを「その後」も含む取材で追ったもの。 色々な感想があって一言では語れないが、印象深か…