シナ人とは何か―内田良平の『支那観』を読む 2009/宮崎 正弘 (著), 内田良平研究会 (著)展転社 中国文明の本質を鋭くえぐり、趨勢を見極めた「強攻」外交の提言。現在によみがえる内田良平の国家戦略書。間違っていた日本人の対中理解を正す。

宮崎正弘氏の解説が読みやすくて短くまとまっており、非常にタメになった。孫文に対する物心両面の手厚い援助。そして、予定調和のような裏切り。本来なら、中国人は日本人に対して足を向けて寝られないのだということがよくわかる。 内田がシナ観を書いたのは大正2年、すなわち1913年であった。その頃のシナは、四分五裂…