『ミメーシス』E・アウエルバッハ

ヨーロッパの文芸がいかに現実をとらえ文章化してきたかを論じる。古典古代から徐々に時代を下っていく。 *** ホメーロスの物語は舞台や人物、過去すべてが前景にせり出し、照明をあてられたような、遠近感のない、明快な世界である。人物の心理も比較的単純で、行動する際には必ずわかりやすい台詞を発する。 『オデュッ…