『魚雷艇学生』島尾敏雄

予備士官学生として海軍に志願し、魚雷要員として配属後、特攻モーターボート「震洋」隊の指揮官に任命されて発進基地に移動するまでを回想する。 この本は40年後の本人が当時を回想するという形式をとっている。 教育隊での生活、体操など、とくにかたよりなく、淡々と記憶が語られる。大学出身の士官として、曹たちと…