『「慰安婦」問題とは何だったのか』大沼保昭

メディア、NGOが果たすべき公共的機能という観点から、慰安婦問題を検討する本。 ◆感想 本書が示す各主体の教訓は以下のとおり。 ・政府……消極姿勢、「どう受け止められるか」という広報の軽視 ・NGO……実現不可能な正義の追求、被害者を無視した理想論 ・メディア……扇動 自分たちの正義や倫理的欲求を満たすだけでは…