『特高警察』荻野富士夫 その2

4 総力戦体制が整備されていくにつれて、特高の業務も強化された。国体の擁護と、聖戦への一致団結がかれらの目的となった。 国家主義者については、これまで重視されてこなかった。しかし血盟団事件や五・一五事件をきっかけに、右翼担当が増員された。国体擁護の精神には共感しつつも、法を逸脱することのないよう指導…