『韓国併合』海野福寿 ――植民地政策の時代

明治政府による朝鮮保護領化から併合までを時系列で説明する本。 ◆所見 著者の立場は、韓国併合は、当時の国際法上は適法だったものの、道義的には問題があったというものである。 明治政府は設立後すぐに台湾や沖縄、朝鮮などの獲得に乗り出しており、完全な帝国主義政策を実行した。 日清戦争、日露戦争はともに朝鮮と満…