『スターリン時代』クリヴィツキー その1 ――亡命・不審死したソ連情報員の暴露本

◆メモ 著者のワルター・クリヴィツキーは西ヨーロッパのソヴィエト諜報機関長として勤務したのち亡命し、1941年に不審死した。 著者はロシア革命当時からボリシェヴィキとして働いてきたが、スターリンの所業――集団餓死、大粛清、スペイン内戦における不正、ヒトラーとの融和――を目の当たりにし亡命し、1937年から…