幻煙の雛祭り ━前日━ 4 PFCSss

「れっレウカド!?」 シュンが大袈裟に驚いた(今になってようやく妖怪の子の顔と名前が一致した)。 ドクターレウカドはゆっくりとソラの側に寄ると、ナイフが握られた腕を掴み、私から離した。 っと、一瞬シュンが凄い形相でドクターレウカドを睨み付けたような気がしたが、私の気のせいだろうか。 「あんたはあんたで………