映画「無法松の一生(1943)」感想|二度の検閲で切り刻まれても伝わってくる松五郎の想い

稲垣浩監督による1943年の阪東妻三郎版『無法松の一生』、だいぶ前にBSプレミアムで録っていた4Kデジタル修復版を観ました。今村昌平監督の『黒い雨(1989)』を先日観た際に、新藤兼人監督の『さくら隊散る(1988)』を連想しました。『さくら隊散る』は広島で被爆し全員が亡くなった移動演劇隊「桜隊」についてのドキュ…