604 グラスバード

■ 大きなジャンプに感じる危うさ 今回は「大ジャンプのこと」。 去年の秋くらいに読んでいたミステリで印象的だった部分。 美しかった、としか記しようがない。 あれほど罪深く、しかも心奪われる存在を見るのは初めてだった。どう表現すればいいだろう。透き通るような羽毛、瑞々しい嘴(くちばし)、無垢な両眼、耳をく…