1冊の本でシナリオが分岐する怪作が登場?選択肢によって展開が異なる変わり種ミステリー『流血マルチバース』が話題、その中身はまさにゲームブックのようだった

五条紀夫『流血マルチバース』は、分岐する選択肢で展開が変わるゲームブック的ミステリー。並行世界が絡み合い、ひとつの出来事が他世界線へ影響を及ぼす構造で、得た情報を相互参照して推理を組み立てる独創的な仕掛けを持つ。紙の本ならではの構成が謎解きの面白さと読者の思考を攪乱する読書体験を両立させ、複雑な伏…