万葉歌碑を訪ねて(その687)―相生市相生金ヶ崎 HOTEL万葉岬前―万葉集 巻六 九四二

●歌は、「あぢさはふ 妹が目離れて 敷栲の 枕もまかず 桜皮巻き 作れる船に 真楫貫き 我が漕ぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南都麻 唐荷)の島の 島の際ゆ 我家を見れば 青山の そことも見えず 白雲も 千重になり来ぬ 漕ぎたむる 浦のことごと 行き隠る 島の崎々 隈も置かず 思ひぞ我が来る 旅の日長み」、 「玉藻刈る唐荷の…