万葉歌碑を訪ねて(その771,772)―吉野町宮滝 宮滝野外学校前、河川交流センター―万葉集 巻一 三六、三七

―その771― ●歌は、「やすみしし 我が大君の きこしめす 天の下に 国はしも さはにあれども 山川の 清き河内と 御心を 吉野の国の 花散らふ 秋津の野辺に 宮柱 太敷きませば ももしきの 大宮人は舟並めて 朝川渡る 舟競ひ 夕川渡る この川の 絶ゆることなく この山の いや高知らす 水激く 滝の宮処は 見れど飽かぬかも」…