万葉歌碑を訪ねて(その1618)―広島県呉市倉橋町宮浦 桂浜(萬葉集史蹟長門之島碑)―万葉集 巻十五 三六一七~三六二四

●歌は、 「石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば都し思ほゆ(三六一七歌)」 「山川の清き川瀬に遊べども奈良の都は忘れかねつも(三六一八歌)」 「礒の間ゆたぎつ山川絶えずあらばまたも相見む秋かたまけて(三六一九歌)」 「恋繁み慰めかねてひぐらしの鳴く島蔭に廬りするかも(三六二〇歌)」 「我が命を長門の島…