万葉集の世界に飛び込もう―万葉歌碑を訪ねて(その2469)―

●歌は、「衣手 常陸の国の 二並ぶ 筑波の山を 見まく欲ほり 君来ませりと 暑けくに 汗掻き投げ 木の根取り うそぶき登り 峰の上を 君に見すれば 男神も 許したまひ 女神も ちはひたまひて 時となく 雲居雨降る 筑波嶺を さやに照らして いふかりし 国のまほらを つばらかに 示したまへば 嬉しみと 紐の緒解きて 家のごと …