万葉集の歌碑めぐり
id:tom101010
万葉集の世界に飛び込もう(その2774)―書籍掲載歌を中軸に(Ⅱ)―
●歌は、「廬原の清見の崎の三保の浦のゆたけき見つつ物思ひもなし(田口益人 3-296)」である。 【清見の崎】 「田口益人(たぐちのますひと)(巻三‐二九六)(歌は省略) 藤原京の末期の和銅元年(七〇八)二月、当時、政情のゆきづまりや社会不安の高まりのなかで、平城遷都のことが布告され、三月には百官国司らの大異…