嬉しいお年頃

一日家の中で過ごす。 無理しない。今、頭にあることじゃなくて、気持ちが向いている流れにまかせて過ごす。 あきれるほど、家が好き。 本を数ページ読んでは掃除機をかけ、納戸のタンスから古くなった息子の靴下を取り出し何かに使えないかと考えながらぼんやり窓の外を見る。 掃除機を壁に立てかけたまま台所に行き、な…