「一瞬の望見」(1)

『遠方より無へ』の最初に載せられている、1970年のものとなているこの文章は、初出一覧に寄ればレコード『三善晃の音楽』のために書かれたもの。 最初に萩原朔太郎の「五月」の詩があるが、このことについては以前触れたことがある。 tooth-o.hatenablog.com その前、文章の一番最初は次のように切り出される。 ときおり…